
斜面を覆うニリンソウ。
花も可憐だけど、何よりもその葉っぱの力強さと柔らかさ。
大きなため息とともに押し寄せる幸福感。

沢伝いに無理矢理進んで、花の写真を撮っていたら後方から視線。
振り向くとイタチ君。
ここは戸中井しか通らないでしょ・・・という岩の上の苔が、ことごとくかすかに擦れているのが不思議だったんだけど、なるほど、彼らの道なわけか。

カタクリが斜面を埋め尽くしています。
光と温度に対するワガママさがそのまま美になったようなフォルム。
山の中を進んでいると、だんだん頭がニュートラルになってきて、記憶の深い場所に埋もれていた情景とともに、もう会うことのなくなった友人を次々に思い出します。
だからどう、ということもなく。
本日の「こんな風にセリフが言えたらいいのに」


